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■■■■   エンジニア向けメールマガジン
■■     熱技術テクニカルレポート【2011年8月号 Vol.10】
■ 発行:株式会社エコム http://www.ecom-jp.co.jp/
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株式会社エコムが提供する熱エンジニアリング技術情報サイト
熱処理ワークテスト.com: http://netsushoriworktest.com/

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┃\_/┃ 8月号のコンテンツ
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1.【今月のトピックス】
・「熱技術ニュース」のダウンロードサービスを開始します。

2.【今月の熱技術テクニカルレポート】
・理論空気量と空気比の関係について

3.【メンテナンス】
・この夏の節電対策

4.【ピックアップブログ】
・熱流体解析について

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1.【今月のトピックス】 
「熱技術ニュース」のダウンロードサービスを開始します。

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当社では6月より、”エンジニアのための熱技術情報サイト”
「熱技術ニュース」 を毎月発行しております。

熱設備のメンテナンスから創業したエコム。

今では熱設備の点検修理だけでなく、
省エネ提案やCO2削減提案も行っています。

そして、2010年に開設した「熱処理テストセンター」では
日々様々な熱処理テストを行っています。

熱処理テストにより収集した様々な情報を『熱技術ニュース』で紹介しています。
是非、定期的にご覧ください。

     ===>http://www.ecom-jp.co.jp/ecom_news/index.html

なお、毎号エコムの社員を顔写真付きで紹介しています!

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2.【今月の熱技術テクニカル情報】
理論空気量と空気比の関係について

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通常空気(酸素含有割合;21vol%)でプロパンガスを燃焼させるための
理論空気量A0の簡便な求め方は以下となります。

C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O

A0=(1/0.21) * 5 = 23.81(Nm3/(Nm3-LPG))

プロパンガス(1Nm3)の理論空気量は23.81(Nm3)となります。
都市ガス13Aは11.0(Nm3)。
ブタン(C4H10)は30.95(Nm3)。

ガスと空気を混合させ適切な燃焼をさせるためには、
理論空気量より多めに空気を供給する必要があります。
加熱設備の場合1.2~1.5倍の理論空気量が供給空気量の目安です。

実際に供給している空気量と理論空気量の比を空気比といいます。
(空気比;m) = (実際供給空気;Aa)/(理論空気量;A0)

現場では、燃焼用空気を送るブロアのフィルター詰りや
バーナーのノズルの詰り等により適切ではない燃焼状態となります。
この空気比の監視をすることにより、適切な燃焼を管理することができます。

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3.【メンテナンスより】
この夏の節電

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この夏、日本中で大規模な節電が要求されています。
製造現場においても数々の取り組みが進められていると思われます。
我々メンテナンス屋の目から見ますと、節電は簡単なことでまだまだ
実施できることがなされていないと感じます。

例を挙げますと、
・ファンのグリスアップ
・ファンのVベルトの張り調整
・ブロワフィルターの清掃、交換
・ブロワ、ファンの羽根車の清掃

などです。
決して難しいことではありません。

設備は正しい状態で使ってこそ機能を満足し、効率もアップします。
そして長く使うことが出来ます。

弊社では、年間200ユーザー以上の設備の保守点検を実施しております。
どこをどのように点検すればよいか判らないお客様は是非とも一度
お問い合わせください。省エネ・節電のアドバイスも致します。

お問い合わせはこちら →
http://www.ecom-jp.co.jp/product/ems.html

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4.ピックアップブログ
熱流体解析シミュレーションについて

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エコムは7月が決算になります。よって今はまさに新しい期のはじまり。
各々目標を心に誓い、まさに新しい期を走り出したところです。
さて、そんな中今期は新しいサービスとして熱流体解析ソフトを導入する
予定です。

熱処理テストセンターでのワークテストに加えてワークへの伝熱状態を
解析したり、本設計前の構想段階で熱流体の流れを解析して視覚的に捉え
たり、様々な使い方が想定されます。
一日でも早くこのサービスを立ち上げますので、今しばらく、お待ちください!