工業炉・燃焼設備の定期メンテナンス「EMS」

エコムメンテナンスサービス(EMS)は、燃焼機器(バーナ)の点検・修理を行うサービスです。北は北海道から南は九州まで、 日本全国500社以上のお客様から信頼を得て、定期メンテナンスや突発的な不具合に対応する緊急メンテナンスを行っています。エコムは燃焼機器のメンテナンスにおいて業界No.1を目指します!

トラブルに迅速に駆けつけます

お客様の工場において、設備を立ち上げようとしたら立ち上がらない! そうしたトラブルが起こってしまった場合にも、できるだけ迅速に駆けつける体制をとっています。お客様の要望にあわせた迅速・正確なメンテナンスサービスをご提供致します。
弊社では「あいにく担当者が不在で対応できません」といった言葉は使いません。またEMSチームの人員だけでなく、 営業の社員も修理・点検・メンテナンスをしっかり行えるのがエコムの強みでもあります。

トラブルに迅速に駆けつけます

他メーカーのバーナの点検・修理にも対応

他メーカーのバーナにも対応

エコム製以外のバーナのメンテナンスもお任せください。エコムでは他メーカーのものをご使用中の工場にも出向くことが多々あります。 それは直接その工場の方からのご依頼である場合以外に、商社やガス会社といった、間に入っている業者様が「エコムに聞けばなんとかなる」 という認識を持ってくださっているから。確かな技術力と誇りをもって、他社製のバーナもしっかりメンテナンスいたします。

工業炉のメンテナンスから新製品開発へフィードバック

バーナのメンテナンスからスタートしたエコム。チーム一同、メンテナンスこそが弊社のコア事業であるという認識をもっています。またメンテナンス重視の視点を持つことで、不具合が起こりにくく、使いやすい、さらには、 いざというときに修理しやすい設備をつくり上げることができるのだとも考えます。EMSチームは、お客様と接する最前線。 ご要望を新製品開発へとフィードバックし、業界をリードするものづくりを行っています。

メンテナンスから新製品開発へフィードバック

各種工業炉の測定を実施しています

定期メンテナンス 設備の修理
定期メンテナンス メンテナンス重視
  1. 燃焼排ガス測定
    熱風発生機、各種工業炉、熱媒ヒータ、焼却炉等の燃焼排ガスの成分を対象とし、燃料(液体燃料、気体燃料、固体燃料)を燃焼する 排ガスのほとんどが測定、分析可能です。

    計測項目:酸素濃度(O2)、一酸化炭素濃度(CO)、一酸化窒素濃度(NO)、排ガス温度、室内温度、圧力演算項目:窒素酸化物濃度(NOx)、二酸化炭素濃度(CO2)、燃焼効率、排ガス損失、燃焼空気比など
    ※測定器は燃焼排ガス分析計(HT-1600N:HODAKA) ほか
  2. 物温測定
    各装置の温度測定(ワーク温度、温度分布)が可能です。また、定位置式(バッチ式)のものから、連続式(コンベア搬送等)のものまで測定可能です。

    連続式:200℃(8h)、600℃(2.75h)、1000℃(1.25h)
    ※測定器はDatapac Insight Furnace Tracker(DATA PAC) ほか
  3. 温度調節計点検・校正
    温度制御の心臓部といわれる温度調節計の点検・校正をしています。温度調節計をはじめ、温度表示器、温度記録計などメーカーを問わず対応可能です。
    ※測定器はHandy Calibrator 710(YOKOGAWA) ほか

定期メンテナンスをお勧めする5つのメリット

いかに長く、順調に機器をお使いいただけるかは、メンテナンスにかかっています。 壊れてから直すのでは、時間も費用も多くを要し、お客様にとってデメリットとなります。定期的に見させていただくことで設備の状態がつかみやすくなりますし、突如止まるといった大きな不具合を防ぐために、先手を打っていくこともできます。

定期メンテナンスをお勧めする5つのメリット

信頼いただくメンテナンスを提供するために、チーム一丸となり、常に最新の技術の習得に努めています。 設備が正常に動き始めて、お客様がホッとした表情をお見せくださるとき、また、定期メンテナンスに伺う私たちを笑顔で迎えてくださるとき、 その責任の重さをいっそう感じています。バーナ、燃焼機器をはじめとする工場設備のメンテナンスはぜひエコムにお任せください。

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COLUMN

火が着かない… 温度が上がらない… 起こりがちな機器トラブルとは?

エコムのメンテナンスチームには全国各地から様々なレスキューコールが入ります。着火しない、失火する、温度が上がらないの3つが多いのですが、その7割は燃焼状態が変わってしまったことによるもの(燃焼調整で改善する)、3割が機器の不具合が原因です。ここでは生産停止を未然に防ぐために事前にできる対策として、起こりがちな機器トラブルを解説します。

プロテクト&ウルトラの期限切れに注意!

多く寄せられるトラブルはなんといっても失火です。その原因のひとつに機器類の経年劣化による故障があります。機器にはメーカーが定めた使用期限があります。プロテクトリレー(安全制御装置)は約7年です。右下の写真で紹介しているウルトラビジョン(火炎検出器)は期限が本体に記載されています。

まだ使えるのに交換するのはもったいないと思われるかもしれませんが、安全のために使用期限は厳守しましょう

電磁弁の故障で着火しない!

電磁弁(安全遮断弁)はガス・エアの流れを電気的に開閉させる安全装置です。使用回数の目安は約3万回ですので、1日に20回開閉する場合、5年で上限に達します(20回×25日×12月×5年=3万回)。そもそもガスが来ていない場合は、まずは電圧が電磁弁部にかかっているか/いないかを確認します。電圧がかかっているのに電磁弁が開かない場合は、電磁弁の故障が考えられます。

スパークロッドの絶縁不良で着火しない!

スパークロッドはガスに火を灯す点火源です。例えば写真のスパークロッドでは二股に別れている先端で火花を発生させ、ガスを燃焼させます。不具合原因としては絶縁不良があります。

また、困ったときのトラブルシューティング等、即役立つ情報も満載です。この機会に是非、永久保存版としてご活用ください。ハンドブックの詳細はこちらをクリックしてください。

コントロールモータの不具合で温度が上がらない

温度が上がらない原因として考えられるのがコントロールモータの不具合です。経年劣化により可動部が錆びつき、作動しなくなります。また埃が可動部に入り込むと動作不良につながります。

機器そのものはもちろん、装置やバーナ周辺の清掃も定期的に行うことで機器が長持ちします。また定期的なジョイント部の増し締めも必要です。他にも温度制御が安定しない原因としては温度調節計の故障によるPV値の異常等も考えられます。

ガスバーナのメンテナンスハンドブック差し上げます

ガスバーナを含む工業炉のメンテナンスハンドブックを製作しました。
最新JIS B 5415安全通則に対応し、全24ページで構成されています。
燃焼装置の機器説明から省エネルギー、環境対策まで、あらゆる視点から工業炉をやさしく解説をしています。
また、困ったときのトラブルシューティング等、即役立つ情報も満載です。
この機会に是非、永久保存版としてご活用ください。

ハンドブックの詳細はこちらをクリックしてください。

ガスバーナのメンテナンスハンドブック