現在ご利用の工業炉に、省エネルギー対策はされていますか?工業炉の省エネルギー対策は、
①操業の管理・改善
②省エネルギー機器の導入
③生産工程の抜本的改革
上記3段階に分けられます。まずは第一段階である①操業の管理・改善を行うための“省エネ診断”を実施し、現状の使用状態を把握する事が大切です。
診断内容
【空燃費測定】
ガス使用量、燃焼空気量の測定を行い、適正な燃焼状態にあるか診断いたします。
【サーモグラフィ放熱測定】
サーモグラフィで炉体からの放熱状態を撮影し、放散熱量を計算いたします。(図1)
【排ガス測定】
CO、NOx、などの測定し、排ガス濃度を測定します。また、残存CO2の濃度を把握する事で、燃焼状態も把握できます。
(図1:サーモグラフィー画像)
【熱収支算定】
空燃費測定、サーモグラフィ撮影、排ガス測定を行い、投入熱量に対する熱収支を算定いたします(表1・図2)。その結果、現状の熱収支が把握でき、やるべき省エネ方針が明確になります。
(表1 (例)エネルギー収支表)
(図2:(例)エネルギー収支グラフ)
【省エネ提案】
エネルギー収支を参考にし、その加熱設備に適切な省エネ提案を行います。
無駄なコストを掛けずに、確実に省エネルギー化を支援いたします。
(提案例)
・バーナの燃焼調整による省エネルギー化
・炉体からの放散熱量を抑える為の改造工事及び断熱工事
・排熱再利用を考えた省エネルギーバーナ等の搭載検討